第17回 北海道〜釧路・標茶を堪能する旅

2002年9月2日〜5日


お手製の地図(クリックすると拡大します)

やっぱり飛行機が片道1万円というのは素晴らしいことである。それはたとえ行き先が北海道でなくどこであろうとも、旅人の夢を広げてくれるものだ。さらに今は18きっぷのシーズンでもある。こういう時期は、本州まで普通列車を乗り継いで往復などするガッツあふれる旅仲間に出会えるのでそれも楽しみの一つ。

そしてまたしつこく釧路湿原に出掛けることにした。何度行っても、本当に見尽くせない。季節によって様々な顔を見せてくれる湿原に、私は片足がはまって抜けなくなってしまったようである。今回も、自分にあてたハガキで旅行記を綴っていこうと思う(本文は原文ママ)。

2002.9.2(Mon) 霧 19度前後 (消印:塘路)

なんだかおかしなことに、6時半に起きたハズがのんびりしすぎて黒川からの空港バスに間に合わずタクシーに乗ることに。
ううむ。しかし空港線が妙な渋滞の仕方をしていたので、運転手さんが機転を効かせて回り道してくれた。
事故でもあったのかも? 四国出身の運転手さん、お話も面白かったしありがとうございました。
間に合ってフツーにバスに乗っていても、あの渋滞ではヤバかったでしょうな。
今回はどうも時間に翻弄されそうな暗示…。

空港に行ったら「釧路が濃霧のため着陸できなかったら帯広に着陸いたしますのでご了解願います」って、
乗ってからイヤとは言えんでしょうに(笑)。
かなり素人目に見ても視界が悪く、、30分ほど旋回ののち無事に釧路に着陸。
着いてみたら視界はせいぜい30メートル、どうやって空港の場所が分かったんだ!?…

そして、飛行機の遅れのせいか空港から釧路駅までのバスがなかなか出てくれない。
14:35にヒコーキが着いて、15時にやっとバスが出る。
釧路駅からの汽車は15:48。次の汽車は1時間以上後である。
駅前に15:45着、ダッシュでなんとか間に合う。
「網走行きですか〜〜〜?! 乗ります〜〜!」って、叫んで走ってしまった(笑)。

約30分後、塘路駅着。とうろYHへ。
今回はのんびりするのが目的なので、特に何もせず霧雨のなか外をぶらぶら散歩。夜はハンバーグ。
23:20頃までボーダーのロンTの女の子と話す。摩周に行ってきたという四日市の人がチーズケーキを買って来てくれた。


釧路空港
曇りでも雨でもなく「霧」という天候が存在する釧路。
広い駐車場もはっきり見えません。

 

2002.9.3(Tue) 快晴 あつい。 (起)6:20 (消印:塘路)

今日は別海町ですら30度まで行ったそうで、釧路地方は公式発表は26度くらいだったがきっともっと暑い。
起きたら同室の皆さんは当然既に誰もいなく、のんびり駅前で写真を撮っていたら朝食の時間に。
水口先生(注1)に久しぶりにお会いする。何となく覚えていてくれたらしく、6月にした話の続きをいろいろと。
それにしても先生の目は千里眼だな。

カヌーは9時から、今日でとうろを離れてしまうヘルパーのOさんと、もう一人同宿の男性と。
Oさんには少々お誉めの言葉(?)をいただき、変わったパドルの使い方をいろいろ教えてもらった。
あまり動物は見られなかったが、天気がいいというだけでずい分気持ちのいいカヌーだった。

その後、帰りの車の中で「林道わきにある展望地」の話になり、YHのとうさん(注2)が連れていってくれた。
丘に登った途端すごい風景! 名もない丘なのに、シラルトロ湖まで見えてすごい。秘密の展望台!
いちご類がなっていたので、とうさんに見てもらって食べてみる。甘くておいしい。
そのまま塘路駅前まで乗せてもらい、12:06のノロッコ号で釧路湿原駅へ。

ビジターセンターで軽くエビピラフを食べて大観望へ…。
ここもやっぱりすごいけど、さっき行った誰も来ない名もない丘がやっぱり印象に残った。

13:30頃、細岡駅へ向かって歩く。14:10細岡駅に着、すぐ汽車が来たので再び塘路へ。(注3)
塘路湖畔の「ぱる」でカップ入り氷イチゴ(60円)を食べつつ、展示物や標茶町のタウン誌などを熟読。
のんびりあるいてYHに帰り、洗濯をしたり夕日を眺めたりのんびりとして過ごす。

今日は同室のおばさんと元ヘル(注4)さんと23時前まで話す。長野の温泉の話で何故か盛り上がる…。
早朝のガイドツアーやカヌーがあるため、皆夜が早いねぇ…近頃。
以前は1時2時なんてザラで、私が先にご無礼していたくらいなのに。
人数が1人分空いているようだったので、明日も9時からカヌーをすることにした。
2日連続なんてないかも! ラッキー。


秘密の展望台
このアングルで湿原を見るのは初めて!


塘路夕暮
はるか向こうに阿寒の山々が。

 

2002.9.4(Wed) 晴 とうろ魔の水曜日(注5)(消印:塘路)

6:00に一度起きるが二度寝。朝食ギリギリの7:40起床。
今日はほんのり雲がかかっているが、阿寒の山々は昨日よりも良く見える。

9時のカヌー希望者が1人だったので便乗して今日も乗ることにした。
なんとまたとうさんと3人で! とても嬉しい。先頭に乗ることにした。
今日は昨日以上におだやかでのんびり下ることができた。水位は随分下がってきている。

一緒に乗ったMさんと、カヌーを降りてすぐの細岡駅からノロッコ号で塘路に帰る。
今下った川を眺めながら戻るのはオツだが、「所詮電車からの景色よ…」と思ったりして。
川の水に触れたりできんしね。長く手をつけていると冷たくてしびれそうだってことも、カヌーしなきゃ分からない。

11:40頃YHに戻って荷物をまとめる。12:06、JRで3駅北の標茶駅へ。
ここは何度も通っていながら降りたことのない駅だったので…。
意外といろいろな店があり、釧路川も整備はされているものの蛇行はそのままで、よいフンイキであった。
小学校低学年のかわいらしい女の子3人に橋の上で突然「こんにちわ!」と挨拶され、驚いて返事をするもよい気分。
いいことだ。

本屋へ寄って釧路・根室支庁MAPを購入。
食べる所をきいたら「たいむ」というナイスな喫茶店を紹介され、
地元の方やお店の方と非常に楽しいひと時を過ごす(ナゴヤと言えば「水害」「猛暑」のイメージらしい)。
ここはパフェもおいしそう、高校生も多かった。私はえびカレーセットを頼んだが、これもおいしかった。
結局12:30〜16:00近くまでいたことになる(笑)。

16:00、昨日同泊だった元ヘルさんに車で迎えに来ていただき「くしろまつり」へ。
9月4日の夜6時から、釧路の食を集めた祭りがあるということを聞いていたので…。
しかし市内に5時前に着いてしまったので(笑)少し戻って、
釧路川が二手に分かれる岩保木水門(JR遠矢駅近辺)へ連れていってもらう。
ここも初めて、丁度夕日が沈んでゆく。美しい…。

くしろまつりでは、今日お披露目の「釧路ラーメン」を食する。鮭の切り身と食後に入れる焼おにぎりがGOOD。
しかしすごい行列でラーメンだけで終わってしまった。
また元ヘルさんにとうろYHまで送っていただく。
今日はいつもと違うフンイキ…。星がすごすぎる! 最終列車もキレイ。
一人占めしてしまって申し訳ない気分。空気が澄んでいるのかな?

夜、かあさんがアイスコーヒーを入れてくれた。


集合写真 
毎朝撮る集合写真。プレートは早い者勝ち!


カヌー
湿原は上から見ると草原のように見えるが、
実際はこのように水が通っているのだ。


カヌー
3人で頑張って漕ぎました〜


岩保木水門
声にならない。


釧路ラーメン
実際は発泡スチロールの容器でした(これは見本)。

 

2002.9.5(Thu) 晴れ 山よく見える (消印:千歳)

7:30起床。朝食を食べてから荷造り。
窓枠の外にジュースを出しておいたらよく冷えていた。

8:30頃下へ降りて阿寒を眺めつつタンチョウを探す。
かあさんがスタバ(釧路にはないので、娘さんが札幌で買ってきた)のコーヒーとパンを出して下さった。恐縮。
新しい仕事の話や身の回りのこと、30分くらい話しただろうか。
今度はちょっといつ来られるか分からんなあ、なんてことも。
さみしいが、また来られる日を楽しみにがんばらねば。

今回はロクに早朝散歩もせずカヌーと祭りで終わってしまったが、そんな旅もアリでしょう。
時間に追われて急ぐ旅は私にはどうやら合わないらしい。

しかし飛行機の都合で、千歳まで行かなならんので9:29のJRで塘路を後にする。

…(中略)…

10:00釧路駅着。今回は未踏の共栄大通(駅北側)を歩いてみる。意外とこちらの方が店もいろいろあって気に入った。
セイコーマート(注6)でとり天丼を買い、ポイントカードも作ってしまう(笑)。

11:20、スーパーおおぞら6号。昨日割と寝たはずなのに、せっかく乗った特急で3時間半寝たおす。
南千歳(注7)にて、まだ時間があるので一旦下車。ここも初めて。
しかし、乗り換え駅でしかないので駅前に何もなくどうしようかなと思いつつこれを書いている。
ホームに行ってスーパー北斗(注8)でも見るか…。


おおぞら
タンチョウをイメージした配色です。
シートの柄もよく見るとタンチョウ。

これを投函した後に飛行機に乗ったわけだが、雨雲がたれこめていたせいかかなり揺れた。エレベータのワイヤーを切ったらあんな風なのかな…というくらい。滅多に乗り物酔いしない私が、気分が悪くてご飯が食べられなかったくらいである。まあでも行き帰り支障なく旅ができて満足の一言。行きにもし帯広に降ろされていたらどうなっていたことか(笑)。悪天候の中着陸にトライしてくれたパイロットも素晴らしい。

一人旅とはいえども、今回は自分で旅を作っていく中で様々な人にお世話になっているんだなあと実感した。お世話になっているある方は、私が「今度は何かナゴヤ土産でも持ってきますよ」と言うといつもこうおっしゃる。「アナタがまた元気にここへ来てくださるのが一番いいのよ」


なかなか見られないAIRDO機。私も初めて見た。このデザインはいいねえ。

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